【新機能】Lambda Extensions(プレビュー版)がリリースされました！

岡春奈

2020.10.09

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こんにちは、クラスメソッドの岡です。

本日2020/10/09、Lambdaの新機能 Lambda Extensions (プレビュー版)がリリースされました！

概要

Lambda Extensions APIを使って実装したプログラムをLambda Layerとしてデプロイすることで、外部のツールをLambda実行環境内部に統合することができます。

実行環境に統合するということは、Lambdaのライフサイクルにも作用することができます！

公式ブログから引用したユースケースは以下の通りです。

既に以下のパートナー製品の拡張機能がLambda Layerとして公開されていて、利用可能となっています。

Extensionsのリリースにあたり、Lambdaのライフサイクルが変更されたようです。
ちなみにLambdaの実行環境については、先日AWS西谷さんの記事で詳しく説明されていましたので合わせてご覧ください。

(※公式ブログから引用)

上記は以前のLambda実行環境です。 Runtime APIと通信し、実行環境内でHTTP APIエンドポイントを提供してLambdaサービスと通信します。

今までのプロセスはこのようになっていました。

Extensions APIの追加により、実行環境のライフサイクルに作用できるようになりました。
Extensions APIを使用して、Lambda Serviceが実行環境をフリーズするタイミングに影響を与えることができます。

新しくなったライフサイクルでは初期化フェーズでランタイム、関数に拡張機能の初期化タスクが追加されています。

Lambda Extensionsは内部モードと外部モード、2つのタイプに分かれます。
ランタイムプロセスの一部として実行する内部モードに対し、外部モードの場合ランタイムとは別のプロセスを実行できます。（どちらも実行環境は同じ)

注意点として、どちらの場合もExtensionは関数と同じ実行環境で実行されるため、CPU、メモリ、ディスクストレージなどのリソースを関数と共有することを意識する必要があります。

拡張機能は、Lambda関数と同じ課金モデルを共有します。拡張機能でLambda関数を使用する場合、処理されたリクエストと、コードとすべての拡張機能の実行に使用された合計計算時間に対して、100ミリ秒単位で支払います。